突然ですが、こんな人周りにいませんか?
- スポーツの試合で、期待の選手が結果を出した時に「やっぱり、あの選手は出来ると思ったんだ」
- 会社で期待の新人がミスをした時に、「だから無理だと言っただろ」
と、後になってから言い出す人っていますよねー。
あれ言われるとイラっとしますよねー。まるで自分はわかっていたみたいな発言するんで。
「わかってたなら、最初から言えよ」って思いますが、これも人間にとっては当たり前のようにある心理なんですな。
言ってしまえば、予想が当たるかどうかなんて分からんわけですよー。
というわけで今回は、後になってから「自分はこうなると思っていた」と勘違いしてしまう人の心理を解説してみようと思います。
この記事を読めば、普段の生活で「あー、あの人は今この心理が働いているなー」と俯瞰的に見ることが出来ると思います。(これがいいことなのかは知らん)
では早速参りましょう。
後知恵バイアス
前述したみたいに、期待した結果を得られたり裏切られたりした時に、「やっぱり、私の言った通りじゃないかっ!!それみろー!」って言いだす人の心理を後知恵バイアスって言うんですな。
要は、結果を知った後になってから「最初から知っていた」と認識してしまうんですよー。
この心理状態がなぜ起こるのかは謎ですが、個人的には自尊心を守るためだと思うんですよねー。
結果が期待していた通りになるともちろん嬉しいじゃないですかー。
ですが、結果が期待外れの時に「自分の予想が外れた!」と認めるのって、「自分はこんなことも予想出来ないくらいにバカなんだ!」と認めるのと同じなので、普通に傷つきますよねー。
なので、メンタルが傷つくのを避けるべく、最初に予想した内容を修正するんですな。
そして、「ああ、やっぱり私の予想した通りだった。私は間違ってないな、よし!」みたいな感じで安心するわけです。
これだけ聞くと、「いや、人間って愚かすぎん?」って思うかもしれませんが、僕としては「自尊心を守るためなら仕方ないかー」って思いますかねー。
なので、後知恵バイアスの罠にかかっている人を見て責めるなんてことはしません。
ただ何となくその人を観察してる感じですかねー。人間の心理を知ったうえで人間観察するのって単純におもろいんで。
まとめ
ってなわけで、いかがでしたでしょうか。
なんとなく「人間ってのは結果を知った後に、最初から分かっていたと勘違いするんだなー」ってことをわかっていただけたら幸いです。
まあ、予想がたまたま当たることはありますが、未来のことは人間にはわからないんで、「最初から分かっていた!(ドヤァ)」みたいに思っていた時はお気を付けください。笑
今回は、ちょっと短めの記事でしたねー。
ではまたー。
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